島の明るい未来のために私たち人間ができることって何だろう?

隠岐の島町の高校生によるビジネスプランコンテストがありました。

高校生が一生懸命になって、隠岐の島町のためにできることを考え、プレゼンをする。

ただただその姿に刺激をもらいました。

「地域活性にはよそ者目線が必要だ」ということはよく言われますが、

それだけではなくて"中の者目線”も絶対に必要です。

島の明るい未来のために、どうなっていくのがいいのかな?

私が考えたことを綴ります。

 

 

Uターン者を増やそう

隠岐の島町の考え方として「隠岐で生まれ育った子供たちに戻ってきてほしい!」ということが強くあり、Uターン者を増やすことに力を入れているそうです。

Iターンの身としては、最初にそれを聞いたときは寂しさも感じましたが、

「故郷に誇りを持ってほしいのだ!」と熱く訴える大人たちを見て、

とても素敵だなぁと感じるようになりました。

 

これを実現していく為には、戻ってきたいと思えるような町づくりが必要不可欠。

でも現状として、「隠岐が好き」「隠岐で暮らしたい」と思えるようなきっかけがなかなか無いようです。

それは、子供たちが隠岐のことを知らなさすぎることや、大人が抱いている隠岐に対する諦め感(隠岐では仕事が限られる、都会の生活の方が楽しいなど)が子供にも伝わっていることが要因だと、私は感じています。

 

移住してきて1〜2ヶ月目あたりに、10代後半〜20代前半の子たちと話していて「布施にほとんど行ったことないので、全然分かりません…。」という子が何人もいて驚きました。

隠岐の島町に存在している素晴らしいモノ、美しいモノ、誇りを十分に感じられていないという現状。

20年近く隠岐の島町に住んでいる子よりも、移住したての私の方が布施のことについては詳しいという事実。

そして、当たり前のように「地域おこし協力隊の任期が終わったら出ていくのでしょう?」といったようなことを言われる日々。

 

島に対する無知と思い込み。

暮らしている中で、子供たちの中にこの2点が生まれてしまうのは仕方のない環境だったのだろうと言わざるを得ません。

それらが付きまとったまま島を出たら、なかなか帰って来ないだろうなと容易に想像できます。

 

今、町としてこの環境を改善していこうと様々なカタチで動いています。

そのひとつが高校魅力化プロジェクト

隠岐の島町には、隠岐水産高校と隠岐高校の2校がありますが、

地域おこし協力隊1名が水産高校の魅力化コーディネーターを、

集落支援員2名が隠岐高校の魅力化コーディネーターをされています。(2017年10月現在)

お話を聞くと、楽しそうなことをたくさんしているなぁと。

 

今回のビジネスプランコンテストの公開審査を見学して、

・隠岐の島町の魅力や課題を知ること

・自分には何が出来るのだろう?何がしたいだろう?と考えること

高校生という大切な時期にそんな事を考えられる仕組み作りは、"Uターン者を増やす"という目的にもコミットする、とても素敵な取り組みだと感じました。

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Iターン者の役割

隠岐の島町は、Uターン者を増やしたいという想いが強い中でも、

Iターン者の存在も、とても大切だと考えてくださっています。

役割としてはやっぱり、よそ者目線

それはよく分かるのですが、よそ者目線と一言に言っても様々なカタチがあります。

 

自分のやり方で思いっきり切り込んでいくのか?

中の者さんたちに寄り添いながら少しずつ切り込んでいくのか?

 

私は、後者を意識して自分の行動を選んでいます。

きっとその地域によって合う合わないがあると思いますが、隠岐で暮らし始めて半年経ち、私自身はこの町にマッチしている感覚があります。

最初の段階でマッチングを見極めるということはとても大事ですね。

 

その土地でのプレイの仕方を間違えたらゲームオーバーです。

新しい風は大切だけど、強風すぎて古くから残った土壌を壊してしまったら元も子もないと思います。

 

そしてもうひとつ思う役割は、行動力

 

1人の力の限界はすぐだけど、1人の行動の影響力は大きい、ということをよく感じます。

人口の少ない地方では、"1人"の存在感が相対的に大きくなるからでしょう。

「私の行動の選択ひとつで、この地域の進む方向が変わっていく。」

そのくらいに思ってひとつひとつの行動を選択しています。

 

"たった1日でも、体調を崩して大切な来客対応が出来なかったら、進められたはずの案件が先延ばしになる。"

"お願いの仕方ひとつで、前進するか後退するか変わってくる。"

"私の覚悟ひとつで、大きな変化をもたらすことだって出来る。"

だからこそ、自分の心身を整えることがこの地域のためにもなると確信してやみません。

そのためには、やっぱり日常の暮らしが大切です。

 

私自身、出張や研修で外へ出ることが多くなると、ついつい暮らしをないがしろにしてしまうので、反省してバランスを取っていこうとしているところです。

https://www.instagram.com/p/BZ26TDBhsye/

 

必要なのは、"自分で選んでいる人"

常々思っていることですが、

自分の責任の中で、相応の覚悟を持って、人生を選んでいる人は強いです。

 

Iターン者というのは、移住してきたというだけで「すごいね」と言われることが多くあります。

でも、中途半端な気持ちで移住しているIターン者はきっと、"すごくない"のです。

そして逆に言うと、Iターン者じゃなくとも、自分の責任と覚悟の中で「ここで暮らす」選択をして生きている人は"すごい"のです。

 

私は未婚ですが、なんとなく結婚と同じなのだろうと思っています。

結婚や移住がゴールと捉えていると、その先が苦しい、続かない。

結婚したことや移住したことに対して、外部からの祝福や評価を求める心があると苦しくなっていく。

結婚も移住も、その選択をした自分に責任を持っていないと不平不満が溢れる。

自分の選択に対して責任と覚悟を持っていない人は、

誰かに責任を押し付けたり、誰かに何かをしてもらうことを期待したりするばかりで、

いつまで経ってもハッピーになれないようです。

 

今色々な人を見ていても感じることですが、過去の自分もそうだったので体感的にも分かります。

 

最後に

島に明るい未来をもたらしてくれるのは、人生の選択を自分の力で出来る人です。

島民もよそ者も、Uターン者もIターン者も関係ありません。

責任と覚悟のある人が増えていけば、

そして更に、ひとりひとりの強さと優しさが融合していけば、

島の"人"だけでなく、"海"や"山"や"動物たち"にとっても、

明るい未来を作っていけると思っています。

極端な話、人口なんて減ってもいいのです。

日本全体で少子高齢化が進んでいるのだから、減るのは自然なこと。

どれだけの人が、本気で島の未来を明るくするという選択をするのか、大切なのはそこだけです。

 

この青空の下に、笑い声が溢れる未来が続いていきますように。

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おわり。